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二級建築士への道

新年あけましておめでとうございます。

昨年はブログの更新が大幅に滞ってしまいました・・。
今年はゆっくりペースでも定期的に更新したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、昨年はお仕事のほかに資格試験に挑戦した1年でした。

インテリアコーディネーターのお仕事に必要な資格は
インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、照明コンサルタント、カラーコーディネーターなどなどですが、
インテリアコーディネーター資格があればひととおりのことはカバーできます。
試験内容には建築に関わる知識も(浅くですが)求められます。
私もこの資格だけで10年以上お仕事させていただいていたのですが、
「建築の知識をもっと深めたい」という気持ちもあり、
またインテリアのお仕事と建築設計は深いつながりがあるので、
二級建築士資格はいずれ取らなくては・・と思っていました。

そして昨年ついにチャレンジしました!

7月に学科試験、9月に設計製図試験だったのですが、
受験しようと決意したのが4月。
二級建築士を受験する際には資格学校に通学して勉強するのが一般的なのですが、
授業料がかなり高額です。

そこで私は学科は市販のテキスト(大手資格学校が出版しているもの)でひととおり学習し、
直前に建築士会主催の短期集中講座(5日間くらい)に行くという方法を取りました。
これで学科試験は無事パスすることができました。

問題は2次の製図試験。
4時間半の制限時間の間に、プランニングから製図まで行うため、時間との戦いでテクニックも必要です。
これは資格学校に通わないと無理か・・と思いましたが、
私は「通信添削」という方法をとりました。
色々調べて行きついたのが、
最端製図.com
です。
ここは先生がとても親切で、課題を送ると大体3日以内には添削されて返ってきて内容も的確。
個別の質問にもメールや掲示板で24時間以内には返信が来ます。
私はこれに加えて8月に2日間のスクーリングにも参加したのですが、
先生の教え方がとても上手でユニークなので、製図のスピードも格段にアップしました。
勉強を始めたころは9時間かかってやっと仕上げていた図面も、
試験直前には4時間以内で出来るようになりました。
そして2次試験も先月発表があり、無事合格することができました。
最端製図の場合、資格学校と比べて費用は3分の1以下で、
その点でもとても良かったです。
今後受験される方がいらっしゃったら是非お勧めしたい勉強方法です。





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テーマ : 家具・インテリア
ジャンル : ライフ

素敵な建物・インテリアを訪ねる~1~旧古河邸

今日は先日訪れた旧古河邸のお話です。

私は素敵な洋館や歴史ある建築物、古い民家などを見て回るのが好きで、
旅先では必ずどこか見学するのですが、
身近に都内にもたくさんの見学スポットがあります。

その中のひとつ、旧古河邸は古河財閥の二代目当主のご自宅として1917年に建てられました。
設計はイギリス人のジョサイア・コンドルです。
古河邸3

残念ながら内部は撮影禁止のため、外部の写真のみですが、
お屋敷の前に広がる庭園から全体を見るとかなり大きな建物だったことが分かります。
古河邸5

この広いお屋敷に住んでいたのは古河虎之助ご夫妻とお子さんの3人家族、
その他使用人の方が通いも含めて50人いらしたそうです。

このお屋敷の内部で一番の驚きは、完全な洋風建築の中に
格式のある和の空間が存在していることです。
和室は2階の一部のみですが、洋風の扉を開けると一歩踏み込み二重扉のように襖があり、
その中は一転して純和室になっているのです。
外側からも同じで、洋風窓の内側に少し空間があり、二重窓のように障子がはまっているので、
外から見ても中が和室だということが想像できないようになっています。
「和洋折衷」ではなく、「洋」の中に「和」をすっぽり囲んでしまったような感じです。

設計者のジョサイア・コンドルは大変日本通で(奥様も日本人だとか)、和室のことを熟知していたそうで
外国人とは思えない和室のしつらいの細やかさでした。

もちろん洋室にも暖炉の装飾の彫刻や、当時のシャンデリアなどがそのまま残されていて
当時の本物の質のよい造りに感動しました。

古河邸

内部の見学は原則ハガキでの予約制ですが、空きがあれば当日直接でも可能です。
丁寧に造られた素敵な建築やインテリアを見ると、
デザインのヒントをもらえたり、俄然やる気が沸いてくるので、
欠かせない楽しみのひとつです。

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インテリアコーディネーターというお仕事~1~

あけましておめでとうございます。

干支

このブログを始めてから、たくさんの方にご覧いただき、色々なご質問等もいただくようになりました。
その最も多い質問が、

インテリアコーディネーターにうちのインテリア見てもらうなんて出来るの?普通の家なんだけどいいの?頼んだらいくらくらいかかるの?」

というものでした。

もちろん、普通の一般的なお住まいを拝見してインテリアコーディネートをすることが可能ですし、
むしろお金持ちの豪邸よりそのパターンのほうが圧倒的に多いです。

費用はケースバイケースで一概に言えないのですが、
広さや、内容(カーテンだけなのか全体的に工事するのかなど)によって変わり、
大体総額の10%前後と考えていただければいいと思います。
高いでしょうか・・・?
でも、例えば家具やカーテンを購入する場合、
インテリアコーディネーターを通すとメーカーによっては少しお値引きしてもらえます。
そのお値引き分でコーディネートフィーを支払うくらいの感じになるので、
お得な話ではないかなと思います。

他にもご質問いただいていますので、
インテリアコーディネーターというお仕事についても、
皆様に分かりやすくお知らせしていきたいなと思っています。

今年もインテリアコーディネートのコツや素敵な家具・小物のご紹介など、
どんどんしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、皆様にとって今年も素敵な一年になりますように。






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ソファ選びのポイント~2~張り地

ソファを選ぶ際にお客様がよく迷われることに、
張り地を「革にするか?」それとも「布地にするか?」
ということがあります。

当然好みの問題はありますが、それぞれの特徴をお話したいと思います。

まず、革のソファですが、

イメージとしては、ソファ自体のデザインにもよりますが、高級感があり、クールでやや男性的な印象になります。
(実際男性のお客様が好まれるように思います)
座り心地は革独特のヒンヤリした感じがあります。

革のソファ1

メンテナンスの面では、定期的に専用のグッズで保湿をし、汚れを落とすということが必要です。
放っておくとひび割れてきてしまいますので、気をつけて下さいね。


本革は布地に比べてお値段的にはやや高めですが、「革のソファ」というのは永遠の憧れの存在なのでしょうか、
時代を問わず人気があります。


次に布地で張ったソファですが、

イメージとしては、ナチュラルでやさしい、暖かみのある印象になります。
座り心地は、生地に引っかかりがあり、柔らかいため安定感があります。

ファブリックのソファ

メンテナンスは定期的に掃除機でほこりを取ります。

張り地を選ぶときのポイントですが、
ぺたっとした布地よりも少しテクスチャー(質感)があるもの(凸凹があるもの)を選ぶと存在感のあるソファになります。

このくら質感があっても張ったときにはちょうどよいボリューム感になります。
張り地アップ4




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季節のしつらい~コーナーを作る~

早いものでもう12月。
クリスマスの時期になりました。

今日は季節のしつらい(飾りつけ)についてのお話です。
ひとたびインテリアが決まったら、ずっとそのまま、ではなくて、
季節や行事にあわせて飾りつけをしましょう。


もちろん空間全体をイメージチェンジするのは大変です。
ご自宅のどこか一箇所、小さいスペースでいいのでそういうコーナーを作ってしまうと
しつらいもやりやすくなります。

我が家では、玄関を入った正面の壁が「季節のしつらいコーナー」です。
クリスマスリース全体



リフォームをした際、多目的に使えるようにフックを取り付け、
ここに普段は手持ちの絵を気分に合わせてローテーションで飾っていますが、
例えば上の写真のように、今はクリスマスの時期なのでリースを掛けています。

フック
何も掛けないとこの状態です。


私はクリスマスツリーなど大きなものは飾っていませんが、
家に入った瞬間に目に入る場所なので、
リースだけでもクリスマスの雰囲気を味わうことが出来、
季節を感じることができます。

「季節を感じる」というのはとても気持ちに癒しを与えるものですから、
どこか一箇所、お好きな場所にコーナーを作ってみてはいかがでしょうか。

ちなみにこのリースは東急ハンズで2000円もしないものですが、
玄関の主役にしてあげると立派に見えるから不思議です。
クリスマスリース大



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Author:gegee
インテリアデザイナーの岩崎裕子です。

私の主催するデザイン事務所の
HPもご覧下さい。リンクにあります。

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